こども撮りには、やっぱりマイクロフォーザーズではないかと。
先日、こどもの保育園で秋祭りなるイベントがありました。まぁ、祭りと言ってもそんなに大したものでもなく、ほぼ室内でちょっとした縁日的なものを先生方が準備して、園児とその保護者に楽しんでもらおうというものです。
まー、お父さん的にはこのイベント自体にものもーしたいことが多々あったんですが、そこは大人の対応でアンケートにつらつらつらつらつらつ…書き込んでおきました。
さて、本題に行きましょう。
この秋祭りが開催された保育園なんですが、敷地が狭いため室内もそんなに広くないです。園児はだいたい130名ぐらいだったと思うんですが、そこに保護者が集まれば、兄弟姉妹がいることを鑑みても最低でも倍の人数が集まるわけです。まー、それはもー、しっちゃかめっちゃかですよ。正月三が日初売りデパート並みの混雑具合です。
さらに、晴れた昼間とはいえ室内は室内です。できる限りF値の小さいレンズが求められます。当然、単焦点よりズームです。こうなるとおのずと大三元標準ズーム、頑張っても小三元標準ズームが欲しくなるわけです。
さて、ちょっと想像してみてください。下は1歳から上は5歳までのちびっ子がひしめく中、大人が大三元標準ズームを付けた一眼レフを肩からぶら下げてたらどうなりますか?そうです、かなりの確率でちびっ子の顔面にぶつかります。さらに花形フードなんて着いてた日にゃ、エッジが目に刺さって大惨事…なんてことにもなりかねません。いや、これマジですよ。
これを気にせず、あの混雑の中をドデカイ一眼レフを肩からぶら下げてうろうろしている保護者は完全自己中バカ親です。断言します。
今回、お父さんはOM-D E-M1に12-40mm F2.8を着けて、3WAYバッグに常備する形で撮影に臨みました。
もともと、カメラ用の3WAYバッグだったこともあって、取り出しは非常にスムーズ。重量もそこまでないので、肩への負担もそこそこに抑えることができました。
実際撮ってみて思ったのは、そんなにズームを頻繁に使うこともなかったので、17mmか12mm位の広角単焦点レンズでも十分だったかなーということです。単焦点持ってませんけど。過去にオリンパスの17mm F1.8を使ってた経験からの印象です。
ほんで、12-40mm F2.8は最短撮影距離も短いので、こんな至近距離でしか撮れない状況でも「うー、ピントが合わせられない~」なんてことにもほとんどなりません。被写界深度も深めなので、それほどピントにナーバスにならずに済むので、精神衛生上もよろしいかと。
で、タイトルの結論に至ったわけですが、こういうと「別にα7Ⅱにzeissの35mmF2.8とかでも十分軽量コンパクトじゃね?」と言われてしまいそうですが、確かにそのとおりです。ただ、その時気をつけたいのが被写界深度。フルサイズの35mmF2.8ってそれなりに深度が浅いので、こどもの室内イベントを至近距離で撮るにはちょっと不便だと思ってます。結局絞って使うことになるから、ISO上がって…的な。
ま、もっと言ってしまうと、最近出てるSONY DSC-RX100Ⅴの方がもっと適していると思いますよ。AF速いし、深度も深いし、画質も良いし。高いけど。正直、RX100を貸し出してることをちょっと後悔しました。
とはいえ、さはいえ、OM-D E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROのコンビ、思った以上に良い仕事してくれてます。機動性も含めて考えたら、今のところ宗旨替え成功です。
さて、次のイベントは、ついにやってきました「ウン・ドー・カイ!」そう、運動会です。この日のためにカメラやレンズをトッカエヒッカエしてきたと言っても過言ではありません。昨年までは機材に迷いを抱えながら撮っていましたが、今回は機材に迷いはありません!後はセッティングを詰めておいて、当日は撮る・撮る・撮る!!
「ウン・ドー・カイ」は11月初旬掲載予定でございます。予定は未定であり決定ではない。
あとがき
でも、あれだねー。このご時勢しょうがないとはいえ、やっぱり写真にぼかし入れるのはやだね。どーしても視線がまずそこに行っちゃいますもん。人間って隠されるとなおさら見たくなるんですってよ、奥さん。
E-M1がやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
最初に断っておきますが、ビートルズは好きです。好きですけど、お店でビートルズの曲が流れてきたら、「あ、やっぱりビートルズ良いよね」って思う程度の好きです。悪しからず。
閑話休題。
昨日、予定通りOM-D E-M1がやってきました。これまた断っておきますが、MarkⅡじゃないです。俗に言う無印、初代、です。
2013年10月発売ということで、早5年が経とうとしているカメラですが、正直、2013年以降のカメラは細かい性能の差やミラーレスの台頭といったところはあるものの、基本性能に関して言えばかなりコモディティ化してるんじゃないかと思っています。なので、センサーの高感度耐性、解像感というところにウィークポイントがあると感じるものの「写真を撮る」という基本的な機能に関しては、全く不足ございません。そりゃMarkⅡ欲しくないかと言われれば、欲しいですよ。でもあの金額を出してまで欲しいかと言われると、そーでもない。
マップカメラさんで購入したE-M1と12-40mm PRO、40-150mm PROのレンズ2本。
ファーストインプレッション(と言えるのか?)、いい。やっぱり良いです。デザインも質感も好きです。
開梱してまずは外観チェック。
マップカメラさんの記載どおり、ホットシューの角あたりが若干塗装はがれてます。この部分はE-M5 MarkⅡのときも、使ってるうちに剥がれてきたので、中古品ならやむなし。他にマウント下部にスレ、モニター縁にビミョーな凹みを発見。まー、どこかにぶつけたのでしょうが、モニターに影響ないため問題なし。外観はマップカメラさんの判定どおり「良品」でした。
その次に確認したのが、シャッター回数。
こればっかりは裏コマンドでしか表示されないので、たいていのカメラ屋さんは教えてくれません。私が知る限りで唯一、聞きもしないのに親切にサイト上でシャッター回数を教えてくれているのが「松坂屋カメラ」さん。(Nikon、PENTAX、OLYMPUSに限る)以前、この近所に勤務していたころはよく覗きに行っていて、α77Ⅱもここで買いました。オールドレンズなんかも取り扱ってますし、たまに掘り出し物がお手ごろな値段で見つかります。状態悪いものはちゃんと悪いと書いてくれてます。当たり前か。
ともかく、いくら外観がキレイでもシャッター回数がウン万回行ってたらそのうちシャッターユニット交換しないといけなくなるわけで…中古車でいうところの走行距離と似たような指標ですね。シャッター回数の調べ方は「OM-D E-M1 シャッター回数」とかでグーグル先生に聞いてみてください。
では、調査結果に参りましょう!どきどき…
きたーーーーー!5270回!
Rの数字がシャッター回数だそうです。厳密には電子シャッターの回数もカウントされているらしいので、本当に知りたいメカニカルシャッターの回数はもうちょっと少ないのかも知れません。
これはお得でした。こんだけのシャッター回数だとバッテリーもそこまで消耗していない可能性が高いです。たぶんね。
ということで、自分的ファーストインプレッションは以上。
びしびし撮ってくぞー。
今さらOM-D E-M1を買うのに、なぜ過去にOM-D E-M5 MarkⅡを手放したのか。
昨日のエントリーでお伝えしたとおり、SONYのα7Ⅱとα77Ⅱを手放してOLYMPUSのOM-D E-M1を購入しました。
この中で、過去にOM-D E-M5 MarkⅡを持っていたことに触れていますが、今回はなぜE-M5 MarkⅡを手放したのかに少し触れたいと思います。
E-M5 MarkⅡに対して持っていた不満点は3つあります。
- グリップの形状による持ちにくさ
- 高感度耐性の低さ
- AF-C時のウォブリング
1. グリップの形状による持ちにくさ
これはE-M5とE-M10シリーズに共通して言われることですが、グリップがお情け程度すぎて持ちにくいシーンが多々あります。オリンパスのM.ZUIKO PREMIUMシリーズの小型軽量レンズを装着している時ならまだしも、M.ZUIKO PROシリーズのレンズを装着した途端に持ちづらくなってしまいます。
実際、私もE-M5 MarkⅡを使っていた当時は、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO(以下、12-40mm)とM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8(以下17mm)を使っていましたが、12-40mmはどうしてもフロントヘビーになってしまうので、バッテリーグリップ(以下、BG)をつけて使っていました。
使っていたBGは純正のHLD-8。
このBG、バッテリーは本体に1個、BG下部に1個の計2個使用することになります。問題なのは、本体側のバッテリーを交換するためにはBGをはずさないといけないことなんです。ワンタッチで外れれば楽なんですが、ネジをねじねじしないといけない。ねじねじねじ…そんなに頻繁に換えることはないんですが、それでもやっぱり面倒です。2年も使ってると、結構このグリップ問題がじりじりくるんです。
2. 高感度耐性の低さ
これも多数のユーザーさんブログでほとんど出尽くしたネタではありますが、やっぱり高感度耐性が低いのが気になる。
わたくし、保育園児がおりまして、通っている保育園の運動会が去年から体育館でしかやらないことになってしまいました。2年前に民営化され、民営化後初の運動会は小学校の運動場を借りてやったのですが、開始1時間後に雨…慌てて体育館に場所を移すもぐだぐだ…過剰なリスク回避思考の結果、端から体育館で実施するという安直な結論に至っております。(これについては、かーなーりー言いたいことがある!)
ま、それは置いといて、体育館なんですよ、体育館!ただでさえ高感度耐性が低いμ4/3に体育館は厳しい…
しかも運動会ですから、当然のごとく被写体は踊る、走る、跳ね回る!この時は、12-40mm、SSを1/250固定で撮ってたんですが、F値はほぼ2.8、ISOは1000~1600(上限1600にしてました)になってました。こうやってブログに載せたり、スマホで見たり、L判でプリントする分にはまぁ大した問題じゃないですが、たぶん引き伸ばしはむりです。
裏を返せばスマホで見たり、SNSにアップしたり、L判プリントするだけの用途ならμ4/3でも十分だとも思います。んが!一度気になりだすと気になってしょうがなくなったんですね。
3. AF-C時のウォブリング
3つ目にして、E-M5 MarkⅡを手放した決定打はこれです、これ。ウォブリング。
ってなんだかわかりますか?最近のミラーレス(SONYのα9、α7系のほとんどとα6000系、この間発表されたCanonのEOS RとかNikonのZとか)は像面位相差AF機能があって、OLYMPUSもE-M1系は像面位相差を持ってるんですが、E-M5系とE-M10系はコントラストAFのみ。像面位相差AFとコントラストAFの違いは省かせてもらいますが、コントラストAFしかないせいで、AF-Cの時に画面がぐぅぃんぐぅぃん動くんです。
よくわからんと思いますので、カメラを構えて、MFにしてピントリングをぐぅぃんぐぅぃん左右に回してみてください。
回しましたか?そうです。そんな感じの状態をウォブリングと言います。E-M5 MarkⅡでAF-Cにすると半押ししている間、そんな感じになるんです。動画のときもちょっとピントを逃がすとウォブリングしてピント合わせに行きます。なので、動画のときはほとんどMF使ってました。
そんなんなんで、AF-Cの時の合焦率はだいぶ低いです。何回かトライしてみたんですが、こりゃだめだということで、末期はAF-Sで鬼半押しで凌いでいました。
ということで、以上3つがOM-D E-M5 MarkⅡを手放した決定打です。ただ、理由の2つ目に関してはまたμ4/3に戻るのでどないやねん?というところですが、今回はシステムトータルで軽量化を目指すのが最大の目的なので、高感度の部分は試行錯誤してみようと思っています。
これだけ読むとE-M5 MarkⅡがダメダメちゃんに見えてきてしまいますが、当然そんなことはありません。スナップなんかではそのコンパクトボディからくる機動性が活きてきますし、風景も得意なほうだと思います。(フルサイズの画質と比べるのはアンフェアです)PREMIUMシリーズの単焦点メインに考えてる人にはかなり有効な機種だと思います。デザインもかっこいいし。
ただし、私のように運動会のようなイベントで使うケースでは間違いなくE-M1系がベストです。
そこらへんを、今後実証していきたいと思います。
さよなら、α
このブログを始めて、まだ10エントリーも書いてない状態ですが…
実はタイトル変えました。ブロガーとしてはありえない事態ですが、始めたばかりなので影響も少ないだろうという勝手な理由でやらかしました。
旧「そうだ、α持ってこ。」
新「そうだ、カメラ持ってこ。」
なんででしょーか。このブログに辿り着いているのであれば、一目瞭然ですよね。そうです。マウント変えちゃいます。ごそっと。こういうのを専門用語で「宗旨替え」って言うそうです。ただ、わたし的には「元鞘」って言葉のほうがしっくりくるかも。
まだ最後まで書けてないですが、わたしのカメラ遍歴をざっと並べますと
α57、α77、OM-D E-M5 MarkⅡ、α77Ⅱ、DSC-RX100、α7Ⅱという感じで、トライ&エラーを繰り返してきています。
すみません、かっこよく言いすぎました。迷走しております。
直近の体制がα77Ⅱとα7ⅡとRX100の3台体制でした。
これまでの使い分け
なにぶん、同じカメラメーカーでもマウントが違う(AマウントとEマウント)しセンサーサイズも違うので、レンズを使いまわすにしてもマウントアダプター経由です。
で、どんな感じで使い分けていたかというと
- α77Ⅱ:主に子供のイベント撮影用。よく動くし、望遠がいる
- α7Ⅱ:主に室内と記念撮影用。α77Ⅱより高感度耐性がある
そんな感じです。
宗旨替えの理由
いくつか理由があるのが7割、勢い3割。
- 2台持ってても、結局持っていくのはどっちか。2台もいらない。
- 将来的にEマウントに統一することを考えたとき、やっぱりレンズが高い
- αだけにしてから確実に持ち出す回数&撮影枚数が減った
ほかにも細かい理由がありますが、大きくはこの3つあたりかなーと。
まず、大前提としてガチの、しかもマウントが違うカメラを複数台持つ必要性を感じなくなっていたこと。お出かけに際しても、
「今日はα7Ⅱで行こうかな」
「いやいや、最近子供のスピードが上がってきたから、やっぱりα77Ⅱじゃね?」
「でも、α7Ⅱはフルサイズだし…でもやっぱりいAF遅いよなー」
なんて考えながら、カバンにカメラを出し入れすること数回。そのうち嫁と子供たちから「先に行くからねー」って言われて慌てる始末。だったら割り切って1台にした方が、余計な迷いが無くてすむ。
で、2個目のレンズ価格のこと。やっぱりお小遣いサラリーマンにしてみたら、小三元でもトータル30万円オーバー、大三元なんて夢見ることさえも出来やしないソニーのレンズラインナップ。最近、我らがお小遣いサラリーマンの味方、Tamronさんがある意味格安のF2.8標準レンズを出してくれましたが、望遠が出るのはまだまだ先かも知れないし。
んでここからは3個目の理由につながるんですが、Aマウントレンズなら中古でお手ごろ価格が多いけど、α77Ⅱはカバンに忍ばせてどこへでも~って感じにはならないし。
α7Ⅱ買うときにも、当然いろんな情報を集め、システムトータルで考えたらフルサイズは金もかかるし重さもそれなりにいくってのはわかった上で買ったつもりなんですが、使ってみるとE-M5 MarkⅡを使ってたころのほうが頻繁に持ち出してたし、よく撮ってた。αに統一してからの方が、確実に撮影枚数が減った。
ちょっと話がとっちらかってしまいますが、カメラ用バッグは二つ持ってます。
一個目、"Endurance EXT"
がっつり写真撮りに行きたい時用のリュックタイプ。
二個目、"Parcferme 8号帆布の一眼用3Wayカメラバッグ"
お散歩とかちょっとお出かけの時用の小型バッグ。
いつもお世話になってるstudio9さんのサイトで紹介されていて、買いました。
で、話を戻しますと、Enduranceに入れる分にはα77Ⅱでも全く問題ないんです。ただ、取り出すのにちょっと気合がいる。さっと取り出して…は無理。
Parcfermeだと、α7Ⅱ入れるにしてもAマウントのレンズ着けてると…ムリ…FE 35mm F2.8あたりの小型レンズだと大丈夫なんでしょうがね。
そんなこんなでもう一度言いますが、「確実に撮影枚数が減った」。
機材を優先して撮影頻度が減ってたんじゃ、何のために高い一眼持ってるのかわからなくなってきまして、システム自体の軽量化を目論むことになったわけです。
ほかにも細かい理由はいくつかあるんですが、おいおい振り返っていきたいと思います。
新しい相棒 "OM-D E-M1"(無印!)は明日届くかなー。
RX100で撮るモノクロ
出張で新幹線に乗った時に撮った夕日。
夕日からイケテナイゴースト的なものが出ているのは、新幹線の窓ガラスが汚れていたからです。決してRX100のせいではございません。RX100の名誉のために言っておきます。
新幹線から見る景色って、流れるのが速すぎてちょっと不満。かといって鈍行(在来線)で東京から京都まで行く気はさらさら無いですけどね。そりゃそうだ。
この写真、RX100にカラーフィルターYA2 (オレンジ)を付けて撮影、LightRoomのプリセット「白黒 型抜き」で現像しました。
YA-2を付けて撮る手法は、RX100をお持ちの方ならお馴染みかもしれませんが、"SONY DSC-RX100だけで撮るブログ"で伴さんが紹介されている記事を参考にしています。
ちなみに、伴さんはケンコー・トキナーのYA3を使っていらっしゃいますが、私が使っているのはマルミのYA2という、ちょっとオレンジ色が弱いタイプです。
なぜYA2にしたのかって?…マルミの方が安かったから…お小遣い制サラリーマンなもんで。YA3は約3,000円、YA2は約800円。伴さんがブログで触れていますが、ヤフオクあたりの中古を探せばYA3も安く手に入るんですが、出張に行く途中でビックカメラで買ったのでマルミにしました。
このフィルター付けて撮るとなかなか面白いです。モノクロの仕上がりがちょっとグレードアップした気になります。きっと気のせいです。
RX100はいいカメラです。今、友人に貸し出し中なんですが、今のところ"無いなら無いで何とかなる"って気にならないので、僕にとって必要な機材であると実感しているところです。
早く帰ってこないかな~。
カメラ遍歴 初代 SONY α57
世の中の写真を撮られる方は、かーなーり乱暴に言うと「写真を撮ることが好き」「カメラが好き」のどっち寄りじゃないかと感じています。
わたくしはと言いますと、6割ぐらい「カメラが好き」。なので、御多分に洩れずカメラを買っちゃー売りという行為を少なからずやっちまってきました。
そこで今回は、わたくしのカメラ遍歴を(恥ずかしながら)公開しちゃいます。
記念すべき初代 「SONY α57」
厳密に言いますと、学生時代に「MINOLTA DiMAGE X」、社会人になってから「Casio EXILIM」を使っていましたが、今で言うiPhoneのカメラみたいに旅行の記念撮影で使う程度の用途でした。今みたいに、何かしらテーマを持って「写真を撮る」っていう使い方をしだしたのは、この「α57」からなので、僕の中での初代はこれです。
確か2013年の6月ごろ、ダブルレンズキットをヤマダ電機で5万円弱で購入しました。購入した一番のきっかけは、嫁さんの妊娠がわかったことなんですが、コンデジではなく、あえて嵩張るデジタル一眼カメラ、さらにどちらかというとマイナー路線のSONY α57を選んだのにはいくつか理由がありました。
理由その1 仕事で一眼レフカメラに出会った
たぶん、これが無ければ、わざわざ高価なデジタル一眼カメラを買うことはなかったでしょう。その昔、社内配置換えで広報部へ異動になったんですが、その当時の広報部は8割方女性だったわけです。で、有無を言わさずカメラ担当を命ぜられた時に出会ったのが一眼レフカメラ「Canon EOS kiss X4」でした。
出張で持ち帰ることがあり、飼っていた犬を撮ってみると、それはもうステキな写真が撮れるじゃありませんか!
もともとガジェット好きな傾向の自分がカメラを欲しくなるのは、自然な流れだったわけですねぇ。
理由その2 動画撮影にも兼用したかった
そんなわけで、デジタル一眼カメラをいくつか物色した結果、候補として上がったのが以下のカメラたちだったのです。(2013年5月ごろ)
- Canon EOS kiss X5
- SONY α57
- PENTAX K-30
- Nikon D5200
まず最重要だったのがご予算。というか、どれが一番安いかということ。もちろんこの判断基準は嫁さん基準です。それで選ぶと、確かEOS kiss X5が一番安かった。ちょうどモデル末期の時期でしたから。その次がK-30とα57。D5200は出て間もない上にニコンブランド価格でちょっと高かった。
デザイン的にはK-30が結構お気に入りだったんですが、どうしてもあの「ガシャコン」っていう重いシャッター音に馴染めなかった。
kiss X5はバランスの取れたいい機種だと思ったのですが、決め手となったのは動画機能でした。
α57はデジタル一眼「レフ」カメラではなく、デジタル一眼カメラ。つまりレフレックスと呼ばれる鏡が無いタイプなんです。厳密に言うと「トランスルーセントミラーテクノロジー(TLM)」という半透過ミラーが内臓されていて、ミラーレスカメラと一眼レフの中間機種って感じです。
こいつのおかげで、動画への切り替えがスムーズなんです。撮りたいときにさくっと取れる。ここ重要。ここら辺の使い勝手の良さは、現行のα7シリーズなんかに活かされてるよなーと感じます。
理由その3 なんかメインストリームって嫌
三つ目の理由は、我ながら雑w だけども、今まで買ってきたものを振り返ると、この「誰もが持ってそうなブランドの商品は嫌」っていう選択基準がかなり軸になっていると気づくわけです。
ただ、ほかの人には絶対勧めません!なーんでか?だって、やっぱり一番売れてる商品には売れるだけの理由があって、特に初心者は「どーしてもこれがいい!」っていう理由が無い限りは、一番売れてるものを買っとけば間違いないですもん。プリウスを毛嫌いしてインサイト買ったらどうなりました?カタログ落ちですよ。
SONYのAマウントシリーズは、そろそろ終焉を迎えそうな気配ですが、それでも私はこの「なんかメインストリームって嫌」という選択基準をチョイスしたことは、結果的に間違ってなかったなと思っています。あくまでも個人的所感です。よい子はまねしちゃだめよ♪
まとめ
まー、実質3つ目の理由は合って無いようなもんですが、そんなこんなでα57が我が家にやってきたのです。
のちに、α57はドナドナされて、最終的にα77Ⅱがやってくるのですが、今思うと手元に残しておけばよかったかなー。とたまに後悔します。それぐらい扱いやすい機種でした。
子供の保育園の運動会で、「ソニーのストラップだなー」と思ってみていると、けっこうα57な確立が高い。たぶん、わたしと同じぐらいのタイミングで、だいたい同じような理由で買ったに違いありません。最近のお父さん、お母さんはミラーレスが多いですね。α6000番台とかオリパナのとか。
写真は残ってるので、そのうちアップします。
この次に手を出したのが、マイクロフォーサーズ規格のOLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ。ということで、次回のカメラ遍歴は、OM-D E-M5 MarkⅡのお話です。
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
気まぐれレンズレビュー。
今回は、SIGMAの大口径標準単焦点レンズ 「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」です。
2008年12月27日発売と、今となっては10年前の代物になるんですが、これがなかなかいい写りをしてくれます。これで定価60,000円(税別)で出したSIGMAさんはほんとに頑張ったなーと思います。(最近のレンズはインフレ気味なんでちょっと残念)
このレンズにはどうやら前期型と後期型が存在するようで、見分けるポイントはその外装。前期型は俗に「サメ肌」と言われるざらっとした表面処理がされています。
個人的にはベロアの生地の質感に似てるなーと思ってます。そうです、私が所有しているのは前期型です。
そのほか、外装の観点では、
- AF-MF切替えスイッチ
- 距離指標
- 程よい太さのフォーカスリング
ってな感じで、ごくごく標準的な外装の標準レンズといったところでしょうか。
古いレンズですがHSM搭載なので、α7Ⅱ+LA-EA3との組み合わせで像面位相差AFがちゃんと作動します。スナップや風景撮影で使う分には、AF速度もあまり気にならない実用レベルだと思います。
Aマウントボディに装着すると、すっごい塊感があって納まりが良いんですが、α7ⅡだとLA-EA3が介在する分、見た目にもフロントヘビー感が出てしまいます。実際、持ってみてもフロントヘビーなんですが。
肝心の写りはと言いますと。
こんな感じです。どんな感じやねん。
この日の空は全体的に薄い雲があったので、空は白とびしちゃってます。
マップカメラで中古の良品を25,000円ぐらいで購入しましたが、かなりお得なレンズじゃないでしょか。
すでにシグマの50mm F1.4はArtラインになり、αEマウント版も発売され、そもそもαAマウント自体が存続の危機に瀕しておりますが、うちでは当面現役で活躍していただきます。