OM-D E-M1で運動会を撮る(体育館編)
運動会の結果を書くぞと予告してから早4か月…記事は起こしていたのですが、写真を添付する時間を確保するのに難儀してしまいました。言い訳です。
さて、OM-D E-M1 (無印)で運動会を撮る。しかも、体育館で。このテーマ、私がカメラを買うための一番メインの指標になるテーマです。α77Ⅱを買うときも、α7Ⅱを買うときも、OM-D E-M1を買うときも、常に「カメラ名」「運動会」を軸に検索かけまくってレビューを漁り読んでいました。でも、どうしても自分がほしいと思うポイントやその写真サンプルが見つからず、かなり迷いながらもE-M1にたどり着き、今回の本番にいたったわけであります。
今回の機材セッティング
今回持ち出した機材は以下のとおりでございます。というか、今はこれしか持ってない…十分なんですけどね。
カメラ:OM-D E-M1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
望遠の方は1.4倍のテレコンも持ってますが、今回は小学校の体育館、しかも昨年と同じ場所なのでなんとなくの距離感からテレ端150mm(フルサイズ換算300mm)以上は必要ないと判断し、持って行きませんでした。
レンズの使いまわしとしては、演舞系のプログラムでは12-40mm、かけっこ系は40-150mmと決めて、プログラム間で付け替える作戦でした。
ロケーション
この小学校は全クラス数が12クラス。文科省の設置基準からすると最低919㎡必要らしいのです。バスケットコートが縦にどんと一面描いてあるタイプなんですが、もろもろ勘案してざっくり幅25m x 奥行30mって感じでしょうか?
そんな設営なので、例えば保護者席の最前列に座っていると、リレーで走る園児は2~3m前を走り去っていくぐらいの距離感です。で、私はその保護者席の最前列にあぐらかいて座っている状況でした。場所は第4コーナーからストレートに入るぐらいの場所です。下図参照。
天気は晴れ。9:00~12:00ぐらいで、カーテン類は全開だったので比較的やさしい条件だったんじゃないかなと思います。ただF4通し以上の明るいレンズじゃないとやっぱり厳しいと思います。もしくは、フルサイズのカメラでISO3200か6400まで上がってもOKぐらいの余力を持っておくとか。
カメラのセッティング
これが一番迷いました。前日までにある程度固めていたつもりだったんですが、やっぱり現場で色々と悩みが発生し、撮影の合間にちょこちょこいじりました。自分とこの子が出てくる前に、他の子で試し撮りして、セッティング変えて、また試し撮りして。そんなこんなで最終的にたどり着いたのが以下のようなセッティングです。
- モード:S(シャッタースピード優先)シャッタースピードは200か250ぐらい
- WB:日中(太陽マーク)
- AFモード:C-AF or C-AF+TR
- 測距点:グループターゲット(9点センター) or オールターゲット
- ISO:AUTO 上限ISO1600
- ドライブ:連写H
- ピクチャーモード:i-FINISH
実はEVFのフレームレートを高速にしたかったんですが、いざ現場で変えようと思ったらフレームレートの項目がグレーアウトされて変更できない…ちょっとあせりました。結局諦めてフレームレートは標準のままでした。
後日調べたところ、
- ピーキング機能をいずれかのボタンに設定している
- ピクチャーモードをi-FINISHにしている
のいずれかが該当するとフレームレート変更できない仕様だったんです…知るか!
これは相当オリンパスに文句言いたい点なんですが、カメラ触ってるだけじゃなぜその機能がグレーアウトしているのか全く分からない!他の方のブログ見てると、どうやらマニュアルにも上記のような説明が無いらしいです。ありえんだろ…
ということで、ピクチャーモードに関しては今後他のモードになる見込みです。
実際のレンズの取り回し
さて、実践でのレンズの取り回しについてです。
M.ZUIKO 12-40mm
これは上の子(年中)のお遊戯プログラムと最後の集合写真撮影で使用。プログラムの中に子供たちそれぞれの立ち位置が書いてあるので、あらかじめ自分の子の近くに位置取りできました。なので、アップを撮るにしても40mmあれば十分狙えました。お遊戯はマスゲームみたいなもので、全体の雰囲気も撮りたいので標準ズームが最適です。
M.ZUIKO 40-150mm
これは下の子(1歳児クラス)のお遊戯プログラムと上の子の駆けっこ用。
本当は金銭的に余裕があれば、α77Ⅱ+SAL70300Gのセットも残しておいてE-M1+40-150 F2.8 PROとの比較をやってみたかったのですが、結果的にα77Ⅱは体育館の実戦に投入されることなくドナドナされました。
所感
撮り終わって、写真を整理した後の第一所感。
"E-M1にしても問題はなかった"
ちょっと微妙な言い回しですね。大満足というわけではなかったんですが、α77Ⅱにしとけばよかった…という後悔もなかった。撮れた写真はおおむね満足できる仕上がりでした。もちろん、JPEG撮って出しでの感想です。
2017年はOM-D E-M5 MarkⅡと12-40mm F2.8 PROだけで挑んだ結果、デジタルテレコンを使うことになってしまい、かなりの解像感の悪い写真を量産してしまったのですが、2018年は望遠も使ったのでその点はかなり改善されました。
どちらかというと、設定を詰め切れていなかったのが災いして、なかなか撮影に集中することができなかったのが痛かったです。プログラムの合間に設定をいじる時間は十分あったんですが、「その設定でほんとにいいのか?」と常に迷いながらの撮影になってしまったので、だいぶあたふたしていたと思います。
こればっかりは、同じ状況でリハーサルできるものでもないので(特に体育館だったので)割り切りが肝心かなとも思います。
来年はE-M1 MarkⅡ追加して2台で撮りたいな~、無理だろうな~。
保育園児の親御さんの参考になれば幸いでございます。