そうだ、カメラ持ってこ。

写真が好きなお父さんのものがたり。

今さらOM-D E-M1を買うのに、なぜ過去にOM-D E-M5 MarkⅡを手放したのか。

昨日のエントリーでお伝えしたとおり、SONYのα7Ⅱとα77Ⅱを手放してOLYMPUSのOM-D E-M1を購入しました。

 

samarai.hatenablog.com

この中で、過去にOM-D E-M5 MarkⅡを持っていたことに触れていますが、今回はなぜE-M5 MarkⅡを手放したのかに少し触れたいと思います。

E-M5 MarkⅡに対して持っていた不満点は3つあります。

  1. グリップの形状による持ちにくさ
  2. 高感度耐性の低さ
  3. AF-C時のウォブリング

1. グリップの形状による持ちにくさ

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出展:オリンパス公式サイト https://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5mk2/index.html


これはE-M5とE-M10シリーズに共通して言われることですが、グリップがお情け程度すぎて持ちにくいシーンが多々あります。オリンパスのM.ZUIKO PREMIUMシリーズの小型軽量レンズを装着している時ならまだしも、M.ZUIKO PROシリーズのレンズを装着した途端に持ちづらくなってしまいます。

実際、私もE-M5 MarkⅡを使っていた当時は、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO(以下、12-40mm)とM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8(以下17mm)を使っていましたが、12-40mmはどうしてもフロントヘビーになってしまうので、バッテリーグリップ(以下、BG)をつけて使っていました。

使っていたBGは純正のHLD-8。

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出展:オリンパス公式サイトhttps://olympus-imaging.jp/product/dslr/accessory/battery/index.html

このBG、バッテリーは本体に1個、BG下部に1個の計2個使用することになります。問題なのは、本体側のバッテリーを交換するためにはBGをはずさないといけないことなんです。ワンタッチで外れれば楽なんですが、ネジをねじねじしないといけない。ねじねじねじ…そんなに頻繁に換えることはないんですが、それでもやっぱり面倒です。2年も使ってると、結構このグリップ問題がじりじりくるんです。

2. 高感度耐性の低さ

これも多数のユーザーさんブログでほとんど出尽くしたネタではありますが、やっぱり高感度耐性が低いのが気になる。

わたくし、保育園児がおりまして、通っている保育園の運動会が去年から体育館でしかやらないことになってしまいました。2年前に民営化され、民営化後初の運動会は小学校の運動場を借りてやったのですが、開始1時間後に雨…慌てて体育館に場所を移すもぐだぐだ…過剰なリスク回避思考の結果、端から体育館で実施するという安直な結論に至っております。(これについては、かーなーりー言いたいことがある!)

ま、それは置いといて、体育館なんですよ、体育館!ただでさえ高感度耐性が低いμ4/3に体育館は厳しい…

しかも運動会ですから、当然のごとく被写体は踊る、走る、跳ね回る!この時は、12-40mm、SSを1/250固定で撮ってたんですが、F値はほぼ2.8、ISOは1000~1600(上限1600にしてました)になってました。こうやってブログに載せたり、スマホで見たり、L判でプリントする分にはまぁ大した問題じゃないですが、たぶん引き伸ばしはむりです。

裏を返せばスマホで見たり、SNSにアップしたり、L判プリントするだけの用途ならμ4/3でも十分だとも思います。んが!一度気になりだすと気になってしょうがなくなったんですね。

3. AF-C時のウォブリング

3つ目にして、E-M5 MarkⅡを手放した決定打はこれです、これ。ウォブリング。

ってなんだかわかりますか?最近のミラーレス(SONYのα9、α7系のほとんどとα6000系、この間発表されたCanonのEOS RとかNikonのZとか)は像面位相差AF機能があって、OLYMPUSもE-M1系は像面位相差を持ってるんですが、E-M5系とE-M10系はコントラストAFのみ。像面位相差AFとコントラストAFの違いは省かせてもらいますが、コントラストAFしかないせいで、AF-Cの時に画面がぐぅぃんぐぅぃん動くんです。

よくわからんと思いますので、カメラを構えて、MFにしてピントリングをぐぅぃんぐぅぃん左右に回してみてください。

回しましたか?そうです。そんな感じの状態をウォブリングと言います。E-M5 MarkⅡでAF-Cにすると半押ししている間、そんな感じになるんです。動画のときもちょっとピントを逃がすとウォブリングしてピント合わせに行きます。なので、動画のときはほとんどMF使ってました。

そんなんなんで、AF-Cの時の合焦率はだいぶ低いです。何回かトライしてみたんですが、こりゃだめだということで、末期はAF-Sで鬼半押しで凌いでいました。

 

ということで、以上3つがOM-D E-M5 MarkⅡを手放した決定打です。ただ、理由の2つ目に関してはまたμ4/3に戻るのでどないやねん?というところですが、今回はシステムトータルで軽量化を目指すのが最大の目的なので、高感度の部分は試行錯誤してみようと思っています。

 

これだけ読むとE-M5 MarkⅡがダメダメちゃんに見えてきてしまいますが、当然そんなことはありません。スナップなんかではそのコンパクトボディからくる機動性が活きてきますし、風景も得意なほうだと思います。(フルサイズの画質と比べるのはアンフェアです)PREMIUMシリーズの単焦点メインに考えてる人にはかなり有効な機種だと思います。デザインもかっこいいし。

ただし、私のように運動会のようなイベントで使うケースでは間違いなくE-M1系がベストです。

そこらへんを、今後実証していきたいと思います。